SPF50は本当に必要なのか?日焼け止めの選び方を考えてみました
先日、日焼け止めを購入しようとドラッグストアへ行った時のことです。
私は年間を通して日焼け止めは使っていて、いつもと同じ「SPF30」の日焼け止めを選びたかったのですが、季節柄なのか?ズラーッと並んでいるのはどれも「SPF50」のもの。
やっぱり夏に選ぶべきは「SPF50」なのか?
日焼け止めのSPFとは
「SPF」はUV-B(紫外線B波)を防ぐ効果指数のことをいいます。
30や50などの数値は、何も塗らない場合に比べてUV-B波による炎症をどれぐらいの時間防御できるかを表しています。
数値が大きい方がより長い時間防御効果が続きます。
UV-B波は肌表面に炎症をおこし、シミ・そばかすの原因になります。
SPF「30」や「50」の数値について
UV-B波による炎症が現れるのは、個人差がありますがだいたい15分~20分と言われています。
「SPF1=20分間」とし、「SPF30」や「SPF50」は以下のとおりになります。
SPF30 20分×30=600分(10時間)
SPF50 20分×50=1000分(13時間20分)
ここでふと思ったのが13時間も日光にさらされることはあるのか?ということ。
夏至の日は約15時間なので理にかなっていると言えばそうなんですが、私に「SPF50」は必要なのかしら?
皮膚が赤くなるまでの時間は人それぞれ
ここでもう一つ考えたのが、UV-B波による炎症が現れる(肌表面が赤くなる)までの時間って、誰もが20分ではないということ。
10分位で赤くなる人もいますよね。
考えたら私も赤くなるまでの時間が短い方なんです。
もし10分で赤くなるのであれば「SPF50」であっても防御できる時間は6時間40分に、「SPF30」に至っては5時間になってしまうのです。
どうしても長時間塗り直しができないのであれば「SPF50」を選んだ方がいいかもしれませんね。
日焼け止めのPAとは
日焼け止めは「SPF」の他に「PA」の数値も表示されています。
「PA」はUV-A(紫外線A波)の防御効果を表しています。
PA値は4段階で表示され、+(プラス)の数が多いほどUV-A波の防御効果が高いことを表しています。
UV-A波は真皮層にまで到達し、シワやたるみなどの肌老化を招く原因になります。
さらにUV-A波はガラスを通過してしまうので、室内にいる場合でも注意が必要です。
室内で過ごすことの多い私にとっては、UV-Aの方が気になります。
結局のところSPF30、50どっちを選ぶべき?
PAについては「+」の数が多い方が私としては安心なので「++++」は外せないかな。
SPFについては、ときどき塗り直すことを考えると「SPF30」でも十分と感じました。
ただ、SPF30くらいだと、「+++」がほとんどなんです。
その点が悩ましいところです。
結論として、普段使いには「SPF30 PA+++」を選ぼうと思います(SPF50の日焼け止めと比べて価格の安いものが多いようなので、おしみなく使える点も◎)。
『長時間紫外線に晒される炎天下でのレジャー』といった機会があれば(あるかな?)、そのときは汗や水に強いタイプで「SPF50+ PA++++」を選びたいと思います。
要はシーンによって使い分けることが大切ということですね。
日焼け止めの上手な使い方
SPF30であれSPF50であれ、大切なのは使用量をケチってはいけないということ。
説明書に書かれている量を目安に、塗り残しがないようにまんべんなく塗りましょう。
次に大切なのはこまめな塗り直しです。
「SPF50を使っているから13時間は安心」ということはなく、汗をかいたりこすったりすると日焼け止めは落ちてしまいます。
紫外線から肌を守るためにも、こまめに塗り直すことが大切です。
最近人気のスプレータイプの日焼け止めですが、髪の毛や背中にも使いやすく便利ですよね。
でも、身体に使用するときスプレーしてそのままってことありませんか?
スプレーした後、手のひらで広げるようになじませるのが正しい使い方です。
スプレーしたままだと塗り残し(塗りムラ)が出てしまうのでご注意くださいね。
日焼け止めは最新を選ぶべし
ひと昔前は、使用感が悪いかったり、肌への負担が心配だったり、専用のクレンジングが必要だったりする日焼け止めもあり、選ぶのに苦労しました。
でも、最近の日焼け止めは本当に進化していますよね。
汗や水では落ちにくいのに石けんで落とせたり、使用感も良く、保湿成分など美容成分入りがほとんどです。
このように日焼け止めもスキンケア化粧品同様、使用感、落ちにくさ、配合美容成分などなど・・・年々進化していますので、同じSPF・PA値であっても、最新商品を選ぶことをおすすめします。
最後になりますが、日焼け止めだけで紫外線を100%防ぐことは難しいので「絶対に日焼けしたくない」方は、帽子をかぶる、日傘をさす、アームカバーや長袖を着用するなど、物理的に紫外線から肌を守ることもお忘れなく。
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