24Jul
ベルメゾンに「30分でいろいろパンミックス」という、発酵不要で30分でパンが焼けるミックス粉があります。
「発酵しないパンなんてありえない」と思いながらも、ものすごーく気になっていた商品でした。
その「30分でいろいろパンミックス」をモニターさせてただいたのでご紹介しますね。
結果から言うと、ちゃんとおいしいパンができてしまいました(笑)
作ったのはこんなパン。
ちゃんと、ふわふわのパンが焼けました。
疑ってごめんなさい。まいりました!
作ってみてわかったのですが、正しくは「発酵不要ではなく発酵時間をとらないでも焼けるパン」でした。
扱いやすい生地なので成型もラクちん。
作りやすいので、初心者の方や小さなお子さんもパン作りの楽しさを存分に味わえると思いますよ。
「30分でいろいろパンミックス」セット内容
●パン用ミックス粉(220g):4袋
●ドライイースト(4g):4袋
その他の材料として使用するのは、卵・砂糖・バターなどです。
通常パン作りには3~4時間かかるものですがこのミックス粉を使うと、たった4つの工程で30分ほどで完成します。
1.材料を混ぜ合わせる
2.生地をこねる(5~10分)
3.分割して形を作る
4.オーブンで焼く(予熱はしません)
レシピシートは付属していませんが、箱に4種類のレシピが掲載されています。
ベルメゾンのサイトではその他にもたくさんのレシピがご覧いただけます。
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それにしても・・・なぜ発酵不要なの?
どうしても気になったので、ベルメゾンさんに聞いてみました。
1次発酵・2次発酵を行っても焼けますか?
回答:こちらの商品は、発酵時間をとらなくても出来上がるように配合したミックス粉を使用しています。
1次発酵・2次発酵をしていただいても問題ございません。ただ、通常の発酵時間や温度では発酵し過ぎになる場合がありますので、調整していただければ、おいしく焼き上げることができます。
なるほど。やはりミックス粉に特徴があったんですね。
あと、ドライイーストの量も多いです。
小麦粉の量が220gなので、通常なら3g弱のところ4g使用します。
とりあえず余計なことをせず、レシピ通りに作ってみることにしました。
コーンマヨネーズパンを作りました
■ミックス粉
■ドライイースト
■ぬるま湯(温度は35~40℃)
■卵
■無塩バター(室温にもどしておく)
■砂糖
■塗り用の卵(溶いておく)
<上に乗せる具材(以下を混ぜ合わせておく)>
■コーン(缶詰または冷凍)
■マヨネーズ
■塩・コショウ
分量はベルメゾン公開レシピでご確認いただけます。
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材料を見て何か気づかれましたか?
使用する水がぬるま湯(温度は35~40℃)となっています。
さらに、公式サイトの作り方を見ると「こねあがりの温度は人肌程度」となっています。
通常こねあがりの温度は26~28℃くらいを目標にしますよね。
発酵しないでも作れる理由は、この温度にもあるのではないかと考えました。
実際にこねあがりの温度を計ると36℃でした。
分割して丸めて成型していると、待機している生地が膨らんでくるのがわかりました。
ここで発酵を進めるんですね。
『予熱しないで焼く』というのも、恐ろしい気がしたのですが(笑)220℃のオーブンで20分焼き、完成したのがこちらです。
中はふんわりしていたのですが、外皮は噛んだときに若干固さを感じました。
中がふわっとしているのでこれでも十分ありなんですが、もっとおいしくなる方法があるんじゃないかしらね?
購入者の口コミ「固くなる」の原因を考えてみた
購入者の口コミを見ると「固くなる」と書かれている方がたくさんいました。
やっぱり発酵させないとそうなるわよね~と思っていたし、実際に作ってみると外皮が少し固く感じました。
そこで「固くなる」原因を考えてみました。
●こねる時間が足りない
●予熱なしのオーブンで焼いた
などが考えられます。
手っ取り早く変えられるのが「予熱してから焼く」なので、220℃に予熱したオーブンで10分焼くことに。
出来上がったパンはこちら。
見た目にさほど違いはありませんが、外皮の固さはなくなりました。
全部ふわふわ。
横から断面を見ると違いがわかります。
膨らみもそうですが、外皮の内側あたりも注目してください。
結論
レシピとおりに作ったパンも『あり』ですが、オーブンを予熱して焼いた方がよりふんわりおいしいパンが出来上がりました。
生地のこねが足りないことが考えられます。
レシピでは『こね時間5~10分』となっていますが、生地をこねる力は人それぞれなので、もう少しこねる時間を長くするとうまくいくかも。
同じ生地を使いシナモンロールパンを焼きました
コーンマヨネーズパンと同じレシピで、シナモンロールパンを焼きました。
1.材料を混ぜ合わせる
2.生地をこねる(5~10分)
3.分割して形を作る
4.オーブンで焼く(200℃に予熱したオーブンで12分)
3.分割して形を作る
生地を8等分にし丸め、めん棒で丸くのばし(直径約10cm)、シナモンシュガーをまぶしてロール状に巻きます。
ロール状に巻いた生地を6等分し、断面が見えるようにくっつけます。
オーブンシートを敷いた天板にならべ、ハケで生地の表面に卵(塗り卵用)を軽く塗ります。
4.オーブンで焼く
200℃に予熱したオーブンで12分焼きます。
焼きあがったらすぐに網の上に乗せ冷まします。
パンが冷めたらアイシングをかけます。※なくてもOK
分量やもっと詳しい作り方はこちらで
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同じ生地を使って、いろいろなパンが作れます。
あんやクリームを包つめば「あんぱん」「クリームパン」。
上に乗せる具材を変え、ハンバーグや照り焼きチキンのお惣菜パンに。
少し形を変えたりねじったりすれば、ちょっとおしゃれなパンにもなります。
30分でいろいろパンミックスでパンを作ってみた感想
「発酵しないパンなんてありえない」と思っていたので、おいしくパンが焼けたときは「やられた~」って感じでした。
「30分でいろいろパンミックス」は失敗しにくいと思うのですが、パン作りに失敗はつきものです。
もし失敗したとしても「手作りのパンはやっぱりおいしくない」と諦めずに、ぜひ再チャレンジしてみてほしいなと思います。
失敗の後に工夫を重ね、成功したときの達成感はたまらないものですよ。
「30分でいろいろパンミックス」がパン作りを楽しむ入り口になるといいなと思っています。
おやつ感覚で作れる
通常のパン作りは3~4時間かかります。
他の家事もあるのでどこにパン作りの時間を入れるか計画を立ててから作らなくてはいけません。
でも「30分でいろいろパンミックス」は本当に30分ほどで作れるので、思い立ったときに作ることができるのです。
お昼ご飯やおやつの時間に焼き立てパンを食べることができます。
短時間で作れるパウンドケーキやマフィンのように、おやつ感覚で作れるパンミックスだなと思いました。
パン作りの楽しさを存分に味わえる
パン作りは非常に奥が深く(それが楽しいのですが)、思うようなパンが焼けるようになるにはかなりの時間が必要です。
でも「30分でいろいろパンミックス」を使えば、こねる・成型するといったパン作りの楽しいところを存分に味わうことができます。
扱いやすい生地なので成型もラクちん。
初心者の方や小さなお子さんでも作りやすいと思います。
一緒にそろえたい あると便利な道具
「30分でいろいろパンミックス」の生地をこねるための専用の道具があります。
このシリコーンボウルがあればペストリーボード不要ですし、広い場所も必要ありません。
散らからないし、手も汚れない。簡単に生地がこねられそうです。
もしかしたら、このシリコーンボウルを使うことで生地をしっかりこねることができるのかもしれません。
生地をこねることに慣れている方、ペストリーボードを持っている方は必要ないと思いますが、初心者の方にはおすすめです。
このシリコーンボウルを使って生地をこねる様子は動画でご覧いただけます。
動画はこちら⇒30分でいろいろパンミックス
もうひとつ。
「30分でいろいろパンミックス」を使ったパン作りは、こねあがりの温度が重要ではないかと考えました。
必須アイテムはパン生地の温度が計れる温度計です。
(「30分でいろいろパンミックス」で作るパンに限らずパン作りの必需品)
ベルメゾンでも購入できます。
クッキング温度計”プリン
▼私が使っているクッキング温度計はこちら▼
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