24Nov
パン作りの本は何冊か持っていますが、この本はけた違いにわかりやすく、いままで疑問に思っていたことも解決してくれる一冊でした。
これからパン作りをはじめようと思っている方にも、すばらしい教科書になると思いますよ。
パン作りをしていると、「なぜ?」の連続です。
でも自分ではその理由がわからず、対処の方法もわかりませんでした。
「パンづくりに困ったら読む本」は、単に道具の使い方や生地の捏ね方だけではなく、パンはなぜ膨らむか?から、砂糖の役割とは?など、科学的な面からも教えてくれます。
この本を読んで、自分は今までいいかげんにパンを作っていたかもって、すごく反省させられました。
そして、「私でも、もっとおいしいパンが作れるようになれるかも!」という気持ちになりますよ。
パン作りの手順写真とっても詳しい
掲載されているレシピは5つと少ないのですが基本のパン5種類なので、この5種類ができれば応用が利くのだと思います。
そして、作っているときの工程が実に細やか。写真でわかりやすく説明してくれています。
↑上の写真は、ロールパンの作り方でその工程は49。クロワッサンにいたっては、70工程にもなるんですよ。
しかも、途中途中で「なぜこうするのか?」ということも、後半のQ&Aですぐに見られるようになっているため、疑問を解決しながらパン作りをすすめられるようになっているんです。
疑問が少しずつ解けていくQ&A
何気なくレシピどおりの材料と分量で作っていたけれど、それぞれの材料の本当の意味もよくわかるようになります。
たとえば、「バターを室温にもどす」ってありますよね。
室温にもどすのだからバターが室温になればいいのでは?と思っていたのですが、どれくらいの状態(固さ)が適切なのかという説明がありました(写真付きで)。そして、どうして適切な状態がいいのかということも説明されているので、バターひとつとっても、おいしいパン作りには欠かせない工程だったんだということがよくわかりました(ここでまた反省・・・)。
他にも、よくある失敗の原因と、こうすることでその失敗は防げるという解説が写真付きであるので、「なんだかうまくいかない」という時の原因が理解できるようになります。
パン作りはホント一つ一つの工程が大切なんですよね。
最近はホームベーカリーで生地を作っていましたが、また手捏ねパンを作りたくなっちゃったわ~
「パンづくりに困ったら読む本」は、教科書であり参考書だと思います。
「教室に通えないけど美味しいパンを作りたい」という方、ある程度パン作りの経験はあるけれど、どうしてこうなるんだろう?という疑問を解決できないでいた方には本当に役立つ本だと思います。
初心者のかたはもちろん、中級者の方にもおすすめです。
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